写真は白洲次郎氏


by dskblog
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
9月だ。

正直7、8月は社会人人生で最大のストレスを喰らって、そこそこ苦しかった。夢の中でも、仕事してたことが何度もあったぐらいだ。

何が悪かったのかとか自分でもわかりつつ、もう少し落ち着いて整理して、今後への気づきや学びを得なくてはいけないのだが、そのへんは自分の中で咀嚼したい。




7月の下旬頃だろうか。三十路を4ヶ月後に控えた一人のしがないサラリーマンは、哀れにも重たい案件を2つも抱えてしまっていることに気づいてしまった。


後に、困った顔で仕事をしている僕に「詰めなきゃいけない案件を楽観視して、流せば良かった案件を重たくしてしまったんだよ。初期の読みが甘いな(笑)」と横から上司が声をかけてきて時、楽天的な自分の性格を呪ったものである。




一つは半年の粘り強い提案が実を結んで、中期の案件を受注したのだが、契約のある条文の文言を巡って締結が難航していた。


関係者多数で、どう動いても誰かからクレームが入るような状態。

そう、何もしなくても怒られるし、何かしても誰かから怒られる状態(涙)。


まあ、こういう状態を作り出したのは、初期に契約締結をなめていた僕がいけなかったのだが、それが尾を引いて大変でした。

別のオプションで何とか落とし込もうと四苦八苦していたら、裏で投げていた小さな打ち手が突然、ウルトラCの別オプションに化け、そいつがハマってしまい、あっさり問題解決してしまった。

捨てる神あれば拾う神ありと言うが、まさに神降臨(捨てる神はあまり降臨して欲しくないが)。


苦しかったけど、僕の弱みをつきつけられる案件で、今だから色々な学びを得られたなと思う。




これとは別に、もう一つ苦労したのが、クライアント企業の取締役から相談されていたことがあって、これへの回答だった。


何となく経済条件などの関係から難しいことはわかっていたのだが、上司からのミッションは「断ってお礼を言われろ」とのことだった。


「え、そんなのあるのかよ?!」と思ったが、要するに「ここまで考えた上で無理と言ってくれて、ありがとう」と言ってもらえるぐらい、しっかり相手のことを想って考えなさいとのことだった。


そこで色々と資料を頂いて分析し、状況を整理してまとめたつもりだが、どうしても技術的な部分が僕は詳しくないので、このへんは考察が浅くなり、僕のいけないところなのだが、何となく総論で押し切ろうとした。

でも、上司からは資料にNGの連続。


営業する案件じゃなくて、断る方向の案件なのに、何度も何度も書き直した。




何とかOKが出た資料を基に、クライアント企業の取締役の方に説明をしたところ、想定以上に色々と細かく突っ込まれる。そりゃ、そうだ、先方だって必死なんだよな。僕が甘かった。


それでも、上司のフォローもあって、何とか納得して頂き、無事に終わることができた。


残念ながら「ありがとう」は言われなかったが・・・。




それまでの切羽詰った空気が緩むのは、意外なほどあっけないもので、先週ぐらいに両方がそれぞれ落ち着きを見せた。ただし、夏は終わろうとしていた。


僕は、ハンカチの王子ならぬ、バックログの王子でしたよ。




7月の終わりか8月の頭ぐらいだったかな。ゼミ後輩の親友で、今はNY本店でご活躍中の投資銀行野郎・T太郎から、「アメリカ人のボスから、”お前、Aggressiveだな”と言われて、DSKさんを思い出しました。お元気ですか?」みたいなメールをもらった。


実は、僕はとても惨めな気持ちになった。


ああ、そう言えば、若かりし頃の僕はユダヤ達から「Too aggressive」と言われぐらいだったのに、最近の仕事振りは、どうしてこんな事後に事後に打ち手が回るスタイルになっているんだろうか。


自分に愕然としてしまった。



もちろん、その理由を得手不得手なんて言葉を使ってもっともらしく言い訳することはできる。



でも、本質はもっと違ってて、気迫やら気合やら気概みたいなもんを総じたやつってのを、僕はどっかで失っていたんじゃなかろうか。






これからは、まだまだ成長できる糊しろはたっぷりあることを喜びながら、攻めの秋と行きたいものであります。
[PR]
# by dskblog | 2006-09-01 20:54 | ビジネス
イメージ先行なのだが、僕は読書家だと思われていることがたまにある。

なぜそう思われるか理由をいくつかあげることもできるが、このポジショニングは悪くないので、あえて書かないで置こう。なんて、酔ってるんで面倒なだけです。


で、今日はガリバー代理店のM越サンと行き着けになりつつある三田の焼き鳥屋で呑んで来ました。この店はかのカルロス・ゴーンの行き着けでもあるらしいです。いつか会って、『ルネッサンス』にサインを頂きたいものです(遭遇した時に持参してるのかって疑問がありますが、持ってないなら近くのあゆみBooksで買ってこよう―スイマセン、SFCと理工以外の慶應の方しかわからない記載で失礼しました)。

ここで僕のことを読書家だと思っているM越サンが、僕に言ってきたんです、
「俺、最近、読書家なんだよね。俺、すごくね?!(←彼の口癖)」

何でも、ここのところ本を読みまくっているそうなんです。

彼が偉いなのは、大学時代に僕が「政経学部なんだから、これぐらい読んどけよ」と言って勧めた経済学者ポール・クルーグマンの本をちゃんと当時読んでたり、また5月ぐらいにWEB2.0を知らなかったので、「今更だけど、『WEB進化論』がCatch Upって意味では効率的かも」と酔いながら言ってみたら、ちゃんと読んでるんですね!

偉いんで、このみずほコーポレート銀行産業調査部さんのレポートでも送ってあげようと思います。個人的な意見ですが、みずほコーポレート銀行産業調査部さんのメディア系のレポートは秀逸で、野村総研さんのナントカナビゲーターよりずっと良い整理をされている気がします。さすが、元興銀系の方々ですよね。


By the way, 「こう言うテーマで悩んでいる、行き詰っている」ってヒトに対して、僕は「この本の何章の記述は役立つから読んでみたら?」と言って勧めることがあるんですが、その中で実際に読んでくれるヒトはけっこう少なかったりします。もちろん、「この本、おもしろいから読んでみなよ」と一方的に勧めるのは、価値観の押し付けまたは感動の押し売りだったりするわけで、忙しい方々相手に実はけっこう迷惑な行為だったりします。ええ、僕もうっすぺらいハウツー本とかトンデモ本みたいなのを必死に薦められると、とても迷惑です。

それでも、ちゃんと勧めた本を読んでくれると、何か同士みたいな感じでうれしいもんです。

ちなみに、どうしても読ませたい時は、僕は本を無理やり貸して読ませます。。。貸したい本は、二冊持ってたりもします(だいたい返って来ないんですが・・・)。



話がそれまくりましたが、ここで僕はまさにこの日曜日に思った読書の3つの意義を、読書に開眼したと言う彼に語りました。

僕は、すぐ「ポイントは3つあって」と言う人種があまり好きじゃないのですが、残念ながら今回も偶然にも3つです、ハイ;

①知識のInput=知らない知識を知る、理解しにくい知識を理解する
②感情の刺激=純粋に読んで感動したり、モチベートされる
③切り口、視点からの示唆=著者の切り口を自分のことに置き換えて考察する


この中で、本当に大きいのは僕は③なんじゃないかと思っているんです。


先々週ぐらいだったかな、雑誌AERAの特集で「古典を読む」みたいなのがあって、古典好きな経営者、文化人が紹介され、さらに古典の書評をネットで書いている方の古典との接し方みたいなものが載っていて、興味深く三田の聖坂途中のAmpmで立ち読みしました。

この古典の書評を書いている方の古典に接するためのアドバイスが面白いんですよ。

「古典を読むのは、カラオケと一緒だ」と。


要するに古典をしっかり読んでちゃんと理解するなんて、かなりハードルが高いわけです。一方で、カラオケだと、とりあえず歌詞の意味がわからなくても、下手でも何でも乗り切って歌い切ってしまうヒトが大半でしょう(僕は、ちゃんと歌詞の一字一句の意味を心に刻みながら、アニメソングを熱唱することができますが)。

古典も、まずはわかった気になって流しながら、読みきることに意義があるそうなんです。

これは、これでとても役立つ古典への接し方だと思います。


でも、僕が③として書いた「切り口、視点からの示唆=著者の切り口を自分のことに置き換えて考察する」という読書のメリットからは、ちょっと違うと思うわけであります。


今、僕が読んでいるのは、別に古典じゃないんですが、間違いなく世界的な名著であろうピリッツァー賞を三度受賞しているジャーナリストであるトーマス・フリードマンの『フラット化する世界』です。対外的には、カッコつけて「今、”The World Is Flat”を読んでる」と言ってますが、別に原書で読んでるわけじゃありません、スイマセン。。。


この本、気づけば、色々な自分の周辺の事象(基本、仕事上の気づきが多いんですが)を、書籍内で紹介される考察に当てはめながら、読んでいることに気づきます。

もちろん、「え?USのアウトソースって、こんなインドに移ってんのかよ?!」「ホームソーシングなんてもんがあるんだ」と得る知識やそこから世界の変化の兆しへの率直な驚きも多いです。

でも、同時に「どうして、日本では同じ現象が起きていないんだ?(僕なりの仮説があるので、いつか書きたいと思います)」「この考察で得られた視点で、昨年、取り組んでいた案件を整理すると、どうなるんだ?」みたいなことを、考え始める。

はっきり言って、僕が考えるのが遅いこともあるのかもしれませんが、1ページ進むのに1時間かかる箇所もあります。

しかも、非常に疲労します・・・。


でも、これまで思いもしなかったことに気づいたりします。

もはや、知らないことを知った喜びや、単調な感情の揺さぶりと言うのじゃなくて、著者が多大な事例から投げかけてくるフレームで、自分の経験、知識を当てはめて、気づきもしなかった示唆を得ようとする、そんな読書なんです。



ここで思ったのが、古典の価値です。

それこそ数百年、まして『孫子の兵法』なんてどれぐらい昔ですか、そう言った時間の公証に耐えて残っている古典と言うのは、単なる知識や感動めいたものを得るためのものじゃないと思うんです。知識だったら、その後、もっと多くの発見があったわけだし、感動できるもんだって斉藤投手みたいな話題がいっぱい転がっているでしょう。


長い歴史を越えて生き残ってきた古典に価値があるなら、知識や感動では無くて端的に言えば先代の知恵であり、具体的には先代の視点、考察を通して見直してみる現代の事象から得られる学び、気づきじゃないでしょうか。


よく欧米のエリートは教養人が多いとか、日本でも名経営者と言うのは古典をたくさん読んでいるし、また30すぎたら古典を読まなきゃダメだなんて声も聞くわけですが、何か最近、その意味がわかった気がします。


別にたくさん本を読めば良い訳じゃなくて、そんなのはファッションめいたカラオケ型読書(もちろん、即席的に古典の概要を学ぶには悪くないことだと思いますが)やオタク、マニアの自己満足的な読書にすぎなくて、大事なのは各時代を通して現代まで残ってきた考察を通して、今を見て何かしらの示唆を得られることなんじゃないかなと。



そんなことを最近、思ったわけです。


で、これもいつも言っていることなんですが、M越サンに力説したのは、書籍ってのはまったくPricingの影響を受けていないわけですよ(古本とか、限定書籍とか例外はあるでしょうけど)。

だって、上にあるような多大な示唆を得られる可能性のある本が、文庫で数百円で買えてしまう。一方で、そんな本の焼き直し10乗みたいなチープなもんが1000円以上のハードカバーになってたりする。


大学時代、ふと、馬場でくだらない刹那な酒を飲んでしまった翌日、「ああ、この3000円で、経済学の教科書が買えたな。同じ3000円で、どれだけ知的な経験をできただろう!」とか後悔をしてました。でも、ちゃんと経済学の教科書を読み切ったことは無いんですけどね・・・。


そんな僕の話にM越サンがとても納得してくれて、

「オ○カーモデルとの飲み会も誘われてんだけど、まったく興味無くて断ったんだよね。だったら、家で本を読んでたいわけ!俺、すごくね?!

とのこと。













僕は2巻で挫折(かっこ悪い・・・)してしまいましたが、また最近、読み直してみようかと思っている司馬遼太郎の『坂の上の雲』を、次は彼も読んでみるそうです。
[PR]
# by dskblog | 2006-08-30 00:52 | 本・映画・音楽

甲子園

ベタな話題で、すいません。

意外とミーハーなのか、うっかり今回もブームに乗っていました。


甲子園なんて、ここ10年ぐらいは勝手に始まって知らぬ間に終わっている程度のものでしたが(たぶん、高校1年の時、友達と優勝校当ての賭けをやった以来か)、今年は気づけば結果を気にするぐらいにはハマってました。

早稲田実業ってことで、早稲田系列ってだけで、勝手に愛校心を膨らませていた。。。


早稲田実業は、ずっと西早稲田にあるもの(ワセ弁の隣)だと思っていたら、いつのまにか国分寺に移っていたそうです。

また、校歌は大学と同じかと思ったら違うんですね。早稲田学院は、大学と同じらしいんですが。


それにしても、大人の駆け引きとは別世界のまっすぐでひたむきな青春(ま、裏では、ドロドロしたスカウトの実態とか、喫煙、暴力とかもあるかもしれませんが)。

器用に見た目良くやることが賢いみたいな世の中で、どこかに我々が落としてきた来たハートを思い出させてもらった気がします。




何か久々に早慶戦にも行きたくなってきた。


ぜひ斉藤投手には、早稲田野球部に来て、引き続き僕の愛校心を刺激し続けて欲しいもんであります。

卒業後もこうやって便乗して楽しめる早稲田で良かった。
[PR]
# by dskblog | 2006-08-22 13:31 | 雑感

仮説に関して②

で、土曜日、作業を委託しているマーケコンサルにオフィスに自転車で行ってから、MY PCで生データを開いてみると、けっこう空欄があったり、年齢記入欄が半角じゃなかったりと、汚れてます。

そういうデータを一つ一つ外していく、クレンジングからスタート・・・。

そして、昨日、あわてて復習したピボットテーブルでとりあえず回答者属性を分析する。

だいたい出たところで、数値とかを見ながら、漠然とターゲット・セグメントを頭の中で分けておく。


さて、これから分析だ。しかし、膨大なデータを前に夏休みを返上して、何を調べれば良いんだ?!

ここで重要になって来るのが、”仮説”なのである。



膨大なデータを無計画にこねくり回せば、何百通りでも分析はできるし、興味深いデータは出てくるかもしれない。しかし、興味深さと、仕事の重要度はまったく別だったりする。


おそらく根幹は同じなのだが、とにかくひたすらリサーチばっかしてそれを整理だけするタイプの人間ってのがいる。

よく調べたな(=暇なんだな)と思いつつ、はっき言って「So What?=で、何なの?」である。


たぶん優等生タイプに多く、何か個人的な見解を求めるとだいたい「この情報だけでは判断できない」とか言い出す傾向が強い。

「じゃあ、何を判断したくて、その判断には追加でどんな情報がいるんだろうか?」と言う疑問が瞬間的に湧き上がるが、僕は大人なんで、そんな突っ込みはしない・・・。


話がズレたが、目的も無く分析するのも、ずっとリサーチばっかやっている人間と同じプロファイルじゃないだろうかと、PCの前のExcel画面を見ながら、ぼんやりと思った。


どちらにも共通するのは、
・無目的(=手段の目的化)
・無計画
・無価値
と言う点だろう。総じて言えば、エンヤじゃなくてエイヤで進める度胸が無いのである(逆に全部、エイヤと言う方も困るが)。


10年後にすごい発見しましたなら、好きなだけ調べて、好きなだけ分析してれば良いんだが(これはこれで楽しい)、その10年間の食いぶちを稼がなくてはいけないビジネスの世界では、強烈な時間軸が存在する。

従い、調べるにも分析するにも、きちっと目的を定め、計画的なアプローチで価値を生み出す必要があるのだ。

そのための手段が仮説である。

仮説を立てて、それが正しいかどうかを確かめて行くアプローチを取るのである。こうすれば、仮説を確かめるという目的があり、そのための方法論も計画的に定められ、結果的に仮説が正しいか間違っていたかと言うことがわかる価値がある。



そこで、僕に作業を全投げしてきたマーケコンサルの社長に聞く。

「申し訳ないんですが、僕は急に分析せいという上司からの命令で、ここに来たんですが、そもそもどういう仮説を検証したくて、このアンケートを作られたんでしょうか?」

「そうですよね。あれ、ちょっと待ってくださいね。仮説をまとめた紙があって、DSKさんにメール落ちて無かったかなぁ。」
と言って、PCをパチパチ叩き始めた。

「あ、あった、あった。これです、これ。今、DSKさんに転送しますね」
と言い、メールが送られてきた。


「おいおい、今、あんた、仮説書いてたじゃないか・・・?」そんな突っ込みはしないで、「助かりました。じゃあ、この仮説をサポートするような分析をしますね(=仮説が違ってたら、どうすんだよ・・・)」と言って、PCに向かった。


ここからは愚直な作業である。一つ一つ必要なデータだけを抽出して、集計してまとめて行く。

途中、昨日、まさに恐れていたように生データのフォーマットがExcel分析泣かせの形をしており、「分析できない」ってピンチに陥った。

気合で、一度、データをメモ帳に貼り付けて、CSVファイルで保存して何とかまともなデータの形に直すなんて面倒なことをやり、さらに元戦コンの親友ハシに電話して泣きつき、Countif関数で集計する方法を考え出してもらった(Dcountを駆使すればクロス分析もできるっぽいと言われたが、断念する)。

ちなみに、僕はExcelでは、Today関数(今日の日付が表示される)ぐらいしか知りません・・・。



で、結局、夜の22時ぐらいに引き上げ、続きは翌日にマクドナルドで3時間ぐらいかけて、やった。


つづく
[PR]
# by dskblog | 2006-08-16 20:40 | ビジネス

仮説に関して①

土曜日は、起用しているマーケコンサルのオフィスでデータ分析を手伝ってました。

実は、何を隠そう消費者向けアンケートの分析なんて技を、少しだけ僕はかじっているのです。


その昔、出向先でやはりアウトソース先がアンケート結果をレポートにまとめる前に、生データを使って1,2日でExcelを使ってざっくりとまとめたことがあるのです。

このときは、当時、ボスコンにいた文ちゃんを赤坂のSubwayに呼び出し、サンドイッチをおごって、どうやって分析するのかをピボットテーブルの使い方から懇切丁寧に指導してもらいました。

その時のレポートがまぁまぁ良くて(たぶんアウトソース先よりも・・・、まさに仮説力の違いでしょう)、上司から「DSKはそういうマニアックなことができる奴」と言う印象が残ったようです。

なぜ”マニアック”かと言うと、消費者向けビジネスがほとんど無い社内で、アンケート調査なんてスキルはまったく必要ないので(あっても、その時は今回みたく外部に投げる)、価値は無いですが希少なわけです。そう、希少無価値なんです。


で、先日、急に上司から「アンケート調査やるんだけど、マーケコンサル会社が週明けからお盆休みらしいから、お前がやってちょうだい」と言うことを言われ、3年ぶりぐらいにやることに。

まず最初にやったのがExcelの本を取り出し、ピボットテーブルの使い方を復習。

それからアンケートを読み込む。うーん、「これで何かメッセージ出せるのかよ?」と言う、何か知りたいことを盛り込みまくった内容・・・。

後は、生データのフォーマットを確認する。実は、回答データがセルに収まってなかったりすると、作業上、すごくボトルネックになったりする。



金曜日夜にデータが届いているのを見つつ、あえて気づかない振りをして、HDKさんからW杯土産でもらったワインを飲んでしまったわけです(下の日記を参照)。


眠いので、つづく
[PR]
# by dskblog | 2006-08-12 00:00 | ビジネス

白ワイン

W杯取材に行っていた赤坂ディレクターHDKさんが、帰国後、お土産にドイツで飲んですっごく美味しかったと言う白ワインをくれました(わざわざ輸入して頂いたそうで)。


すぐにも飲みたかったんですが、いろいろあったり、またせっかく飲むならBESTの状態でと言うことで、ついつい今日まで飲むことができませんでした。



今日がXデーだと気合を入れて、仕事を早々に切り上げ、まず目黒のアトレの中の高級スーパー・ガーデンに行く。

かなり甘い白ワインと聞いていたので、からすみのパスタなんぞマッチすると思いつつ、からすみってどこで売っているのかよくわかってなかった。

からすみは高級っぽいので、きっと高級スーパー・ガーデンならからすみが置いてあるだろうと期待して思ったら、なし!

もう、からすみは諦めて、適当にトマトソースとペンネでアッラ・ラビアータのパスタでも作るかと思ったが、このような妥協をHDKさんが知ったら討たれると思い、渋谷まで山手線で出直す!

駅地下の東急をさまようと、「からすみ 風味」と言うものが600円で売られている。からすみってネットで2000円はしていたのだが、「これは安くて良い!」と思ってよく読むと、本来のからすみはボラの卵巣らしいんだが、このからすみ 風味はサメとか別の魚を使って似た味を出しているダミーだそう。ダミーでも同じ味なら良いかとも思ったが、このような妥協をHDKさんが知ったら討たれると思い、本物のからすみを探す。

するとあったのだが、最高級と書かれて木の箱に入ったその物体のお値段は、ナント6000円。おいおい、Probably、ワインより高いよ・・・。しかし、からすみ風味じゃ、HDKさんに討たれるだろうし、でもからすみ6000円って、それなりのイタリアン・レストランでランチコース食べれるじゃん。。。

何とか他にからすみが無いかさまよったところ、バッチリ2000円台の物を発見!!

気をよくして、スモークサーモン、チーズ、生ハムなど、結構、お高いものを買ってしまう。

せっかくだからと、夏らしいブルーの花のブーケも買う。


そして、帰宅してからせっせと料理。ちなみに、食材でからすみなんて使ったのは初めて。からすみって、こんなんなんだ(そもそも、いったい、何かもよくわかったなかった)と、調理しながら観察してしまった。


本日、2種類作る予定で、まずは、からすみとホワイトソースと大葉のパスタ。

実はホワイトソースとからすみって意外なことに合うのですね。しかも、大葉がすごく良いアクセントになっている。

料理っておもしろいですなぁ。

白ワインも聞いていた通り、ジュースのようにフルーティで美味しい。前にも書きましたが、僕は、過去の人生において、白ワインを飲みすぎて(後、歌広のウィスキーシングル)、何度も反省して来ているので、白ワインには苦手意識があるのですが、このワインはそんな僕の心のうずきを清涼な風となって駆け抜けていく、良いワインでした。



続いては、ペペロンチーノと同じようにガーリックオイルを作って、そこにバターを溶かしてパスタをからめてから、おろしたからすみをまぶし、最後に水菜を加える。

これまたピリっとした辛さとバターのマイルドな味にからすみが非常にマッチする。ワインには、こっちが合うかもしれない。

食材同士が調和して新しい見事な味が出来上がり、またそれと”マリアージュ”して広がりを与えてくれるワイン。

まったくもって奥深い世界であります。


外食ばかりの今日この頃ですが、やっぱり自宅で料理をもっとしたいなと思った。


次は冷やし中華をタレから作ってみたい(昨年、お酢に黒酢を使って大失敗した)。

ちゃんと、かの飯尾醸造から、最高品質の酢をGETしてあるのですよ、フフフ。。。
[PR]
# by dskblog | 2006-08-11 02:02 | グルメ・旅

結局、ネット話に。。。

最近は、たまにMixiにも書いています。何かあっちの方が楽に書ける。Mixiは一応、Closedだから(でも300万人以上のネットユーザーがいて、もはやClosedと言えるのかって気もしますが)、発想的にはズレているんだが、Mixiで書いた日記を吐き出して、外部Blogにも掲載できる仕組みってのは無いんでしょうか(そう考えると、SNSってのはWEB2.0としては中途半端ですね)。

どうでも良いが、Ameba Blogの機能拡張っぷりがすごい。。。初期参入の有利なネットの世界において、後発でもちゃんとやるべきことを素早くやると、良いサービスが築けるものなんだなと感心しています。ここからどうやって回収モデルにするかが、まだ誰も達成できていない部分で、注目です。

そうそう、上で書いてしまったが、これまでWEB2.0って言葉をBlog上では使わないことにしていたんだが(ロングテールについては昨年に書いたけど)、なぜか今日のEntryがネット的な話題で突き進んでいる勢いで振れると、最近、猫も杓子もWEB2.0にロングテールと騒がしいなと。

仕事でも、「WEB2.0では・・・」「ロングテールで・・・」みたいな台詞をたまに耳にします。

2月に出た梅田さんの『WEB進化論』の影響が大きいんだろうが、こんなの梅田さんのBlogを初め、主要なWEBグルのBlogをチェックしていれば、昨秋前ぐらいに大きく語られていたことで、出版、雑誌系でCatch Upしている時点でまったくWEB2.0じゃないわけですよ。

何となく最近、わかったのだが、キーパーソンのBlogを複数抑えておけば、アリーアダプターぐらいにはなれて、だいたい半年ぐらいを世の中のトレンドに対して先行できるような気がしています。


個人的に、WEB2.0の中で、次は間違いなくSaaS(Software as a Service)が来ると思ってます(って言うか、詳しい方相手には、今さら、こんなことを言うのも恥ずかしいのですが)。

住商さんには頑張って早くZimbraを日本でも、普及させて欲しいです。今秋ぐらいらしいですが。



思いつくままにネット話を書きなぐっていますが、ホントに一番、書きたかったのは、今日から自炊中心の健康的な食生活にしようと宣言したかったのです。

会社帰りに品川の成城石井で、野菜とかいっぱい買ってしまいました。


さて、楽天でContrexでもOrderしてから、寝ます。
[PR]
# by dskblog | 2006-07-20 01:32 | ネット

LOVENET 梅雨の陣

昼過ぎに同期NLと、都ホテルのラウンジ・バンブーでコーヒーとケーキを食べながら談笑。

その後、夜はゼミの後輩学生らと、就職活動打ち上げを兼ねて、六本木のLOVENETで呑んだ。LOVENETと言えば、僕が企画した昨年のHDKさんの誕生日会以来になる。そして、なぜかHDKは僕の誕生日を企画してくれなかった・・・。


それにしても、後輩を見ていると、就職先も決まっていて先は漠然と見えるし、さらに授業からもだいたい解放されるから自由な時間もたっぷり合って、ある意味で内定後と言うのは、一番、美味しい学生時代の時間じゃないだろうか。


とりあえず、なぜか社会人と言うのは、乾杯して一口飲んでから、グラスをテーブルにおいて拍手するという不思議な習性があることを指導しておいた。


僕は基本的にストレス発散以外でのカラオケってのはあまり好きじゃなくて、ちゃんとゆっくり話したい時はカラオケは御法度なので、LOVENETでも3.5時間はずっと話していた。ただ、せっかく学生も少しは歌いたいだろうなと思って、残り30分だけ歌おうと言うことにした。


ここで、ドイツ留学経験のあるK部が、ドイツ語で『DSCHINGHIS KHAN』(ジンギス・カン)を熱唱してくれた。ふと気になったのは、蒙古襲来のもジンギス・カン(Chinggis Khan、フビライ・ハンとも言うな)と、何か関係あるんだろうか。しかも、蒙古のジンギス・カンは源義経と同一人物だというトンデモ説もある。 

しかし、ビールも回り悪ノリ癖の出てきた僕は、そんな歴史公証なんかよりもジンギス・カンの”カン”に注目してしまい、「次はKANの『愛は勝つ』を歌え!」と後輩に命じる。まったく強引な持って行き方だ。

まだKANが出てきた頃、日本にはいなかった中国人のS(なぜかパラパラが踊れる)が、不思議そうにKANの曲を聴いていたのが、印象的だった。

ちゃんと日本文化として「一発屋」の存在を説明しておく。

一発屋をさらに詳しくレクチャーすべく、「大事マン(ブラザーズバンド)」「J-Walk」「Class」なども紹介したかったが、ここで御時間となり2次会へ。


やはりどうしても一発屋を歌いたかった僕は、カラオケの歌広に行くことにした。

歌広と言えば、学生時代、2000年の5月の日本ダービー(東京優駿)のあった日(アグネスフライト優勝)、東京競馬場でのダービー観戦後、就職活動で知り合った仲間達が新宿で僕の内定祝いをやってくれて、その時行った2次会も歌広だった。

ここで、調子に乗った僕はウィイスキーシングル水割りで岡崎朋美呑み(基本、橋本聖子呑みとだいたい同じ)を披露し、うっかり記憶をすっ飛ばしてしまった。ここまで完全に記憶を無くしたのは、人生初だったので、それ以来、歌広のウィスキーシングルには強い苦手意識がある。



しかし、本日、歌広に入って続々と運ばれてくるのが、このウィスキーシングルだった・・・。


明日は朝一で関西出張で、けっこう大事な打ち合わせ。

絶対に潰れられません・・・。


後輩らからは、「DSKさん、前の時みたいに潰れてくださいよ」と言う強いプレッシャー。

目の前では、社会人のキャッシュ負担を減らす為に召集した(?)D通のAjunが、早々にジーンズメイトで売ってそうなシャツを脱ぎ捨て、「オレのギャランドゥー、すごいだろぉ!」と学生に吼えながら、醜い上半身を振舞わしてGOLDEN FINGER’99を熱唱している。

「東大出て、こんなことやってて恥ずかしくないのか?」と突っ込むが、「良いんだよぉ~」と反省の色が無い。省庁を蹴ってD通に行って本当に正解(?)だ。いや、むしろ間違えだったのか?

仏高級ブランドに内定が決まっているK山は、ほとんどの衣服を脱ぎ捨て、店員に「下ははいてください」と注意される始末。昔、ここのブランドを日本の女子高生が猫も杓子も身につけていることを知った仏本国のデザイナーが、「価値も分からない未熟な彼女達のためにデザインしたわけじゃない」と嘆いていて、さすが誇り高き伝統と哲学のあるブランドだと感心したものだが、きっと今日のK山の雄姿を見れば仏本国は度肝を抜くだろう・・・。社割りには期待している。


某エアラインの総合職とパイロットに決まっているK部、T兵は、いきなり「DSKさん、この前、人事部の人が、社内結婚が7割と言っていたんですが、男女比と職種から判断するに、これって、そういうことですよね?」と真顔で聞いてくる。そういうことって、何なんだろうか・・・?



まったりしつつハイテンションな異様な空気に思わず、学生時代にジャン負け全裸マラソンをやっていた血が騒ぎ出すが、コンプライアンス(法令遵守)と言う名の拘束具が何とか僕を抑える。

自主規制から上半身を脱ぐに留めたが、自分が社会人だってことを忘れるぐらいに、久々にハジけてしまった。


もう毎週、毎月はこんなハジけたいとは思わない。むしろ自宅で読書でもして物思いにふけることが有意義だ。

でも、半年に1回ぐらいには、ふと何もかも忘れてリセットを押すがごとく、学生のようにハジける時間も大事だな。



そう言えば、この前、近所の友達と公園でFK練習やPK合戦をする夢を見て(W杯の影響?)、ふと目が覚めた瞬間、真剣に今は1993年で自分が高校生だと思いこんでいた。。。

あれはもう10年以上前なんだと自分で納得するのに30秒ほどかかったが、同時に、たかだか10年ちょっと前に、毎日当たり前に友達とやっていた遊びを、なぜいつのまにかやらなくなって、あれほど楽しんでいたことにに興味を持たなくなってしまったんだろうか、そんなことを考えました。
[PR]
# by dskblog | 2006-06-25 00:00 | 仲間

F2F>TEL>Mail

昨秋の本社復帰後は、大企業内での事業企画・開発をどう進めるのかとか、そもそもダイナミックな事業戦略をどう描くのか、頭の使い方がわからずに悩んでいた。


やっと最近、「なるほど、ナショナル・カンパニーを束ねての、事業企画とはこう進めるのか&こう考えるのか(そして、こう言うのが商社っぽさなんだろうなぁ~)」ってことが、わかるような気がして来た。


昨秋までは、約2年にわたって立ち上げ段階から子会社での事業開発現場で経験を積み、一企業が日々経営されていく姿を内部からじっくりと見せてもらったわけだが、今度は会社経営よりも事業企画的な思考や大企業同士の流儀みたいなものに触れており、出向時代とはまた違う体験が新鮮で刺激的な毎日である。


話変わって、そう言えば、ボーナスシーズン! だが、既に引越し費用や、その後の家財道具にキャッシュは消えており、多少のキャッシュが手元に残る安堵感ぐらいしか無い。

ちなみに先月の評価面談で、上司の方から与えて頂いた2006年度の課題が、

①ホウレンソウをしっかりしろ。一人で抱え込んで先行するな。
②コミュニケーションは、直接会って口頭でするよう心がけろ。無理なら電話で。メールに頼りすぎだ。
(③それと、「~っすか?」というたまに出る学生言葉は、気になるからやめてくれ。)






うーん、新入社員のようだ(涙)。



昨年はもっとずっと高度なことを要求されたのに、、、


まとめれば、「何でもメールで事後的に済ませすぎだから、前広にちゃんとFace to Faceで会話するようにしなさい。仕事するのは40、50歳以上の人たちで、若い人同士のようにメールでのコミュニケーションに慣れていない人も多いのだから」ってことだった。


そんなわけで、今、机には黄色いポストイットに

「F2F > TEL >Mail」

と書いて貼って有るわけです。



こんな単純なアナログの紙切れ一枚なのに、「第一志望、絶対合格!」ではないが、けっこう意識が高まる。




んなわけで、このBlog読者の皆さんもたまにはF2Fで会いましょう。
[PR]
# by dskblog | 2006-06-24 12:41 | ビジネス

骨折に係る件

何か、日々更新ってより、事後でまとめてってパターンが多いな。6月もバタバタ働いていたら、もう残すところ1週間になっていた!!


右手指はギブスは取れて、時間さえあればグっと握る練習をしている。


一応、先々週ぐらいに大森にある専門病院で「手の整形外科」で診察を受けに行ったが、何と、本当なら3,4日ぐらい入院して骨の方向を直す手術する必要があったらしい。

しかしながら、病院に行くのが「時、既に遅し」だったらしく、骨が固まりつつあるため、「曲がった指も一つの個性」という強引な結論となった。


後遺症として、グーの形をすると隣りの中指と重なってしまうため、上手く物を握れるのかちょっとだけ心配。そこで、その不安を先生にぶつけた後のやり取りが、次のような感じだった。


まず、先生に率直に「後遺症で、これから出来なくなることとが、出てきますか?」と聞いて見た。

すると、

「じゃあ、逆に、あなたがこれからの人生でやりたいことを上げて行ってください」

と言われる。



「こ、これからの人生でやりたいこと??!」



こんな禅問答のようなテーマを投げられ、思わず言葉に詰まる。「別荘を持ちたい」「犬を飼いたい」etc、いやこんなことじゃないんだろうと察し、それでも何か返さねばと思い出てきたのが、


「キャッチボールはできますか?」


という質問だった。言った瞬間、自分でも「本当に、オレはこれからの人生でキャッチボールなんてやりたいんだろうか?」という疑問が湧く質問だった。しかし、先生は即答してくれた。



「できます。」



その言葉に別に安心も何もしなかった・・・。むしろ、あっさりした先生の返答に、僕は言葉を失った。そんな揺れている僕に、先生はさらに禅問答を推し進めてくる。



先生「他にやりたいことはありますか?」


何か言わなくてはと、あせりながら、口を開く。

DSK「う、腕立て伏せはできますか?」


先生「できます。他には?」


DSK「ピアノはひけますか?」


先生「ひけます。他には?」



別にスポーツを真剣にやっているわけでもないし、小学生以来、ピアノを練習したことなんてない(部屋にアップライドピアノはあるが)。しかし、人生でやりたいこととして、なぜか「腕立て伏せ」「ピアノ」なんて言葉が出てきてしまう。



気づけば「何か、後遺症で困るような、もっと先生を悩ませる難しいことを言わなきゃ」というプレッシャーを感じ、本来の目的を逸脱した精神状態に僕は陥っていた。そして、自分でも驚くような言葉が口をついて出てしまった。






DSK「すいません。私は将来、医者になれるでしょうか?」



一瞬、先生の顔色が変化した。僕は「勝った」と思った。


しかしながら、先生は一枚上手だった。



「内科医なら、なれるかもしれません」



DSK「あ、ありがとうございます」

先生「やりたいことは、十分に聞けましたか?」

DSK「はい・・・」




そんなわけで後遺症の心配はほとんど無いぐらいに回復するそうで(やや痛みが残ったり、完全に元通りにはならないらしいが)、キャッチボールしたり、腕立て伏せをしたり、ピアノをひいたり、急に人生のどこかで医者を志しても、大丈夫みたいです。。。




それよりも今はギブスなしで、こうやってキーボードを自由に叩けることが幸せなんですが。
[PR]
# by dskblog | 2006-06-24 12:22 | 雑感